健康オタクの水マニアが教える「水の種類別 効果・効能」
人間は半分以上が水で構成されている生き物です。水マニア的には健康食品やサプリメントを摂取するよりも、体に良い水をたくさん摂る方が健康で長生きできると信じています。
水の成分を見てみると自分の体の症状や、状態によって摂取すべき水の種類は変わります。どの水があなたに1番合っているかをまとめましたので、参考にしてみてください。
水の種類とそれぞれの効果・効能
10種類の水の種類と効果・効能
10種類の水の期待される効果・効能を調査しました。
水には体に大切なミネラルが溶け込んでいます。軟水(なんすい)・硬水(こうすい)という言葉を聞いたことがある方も多いことでしょう。
水に含まれているカルシウムとマグネシウムの量が少ないものが軟水、多いものが硬水と言われています。このほかにも様々なミネラルが水には含まれており、水がとれる地層によって成分に違いが出たりするのです。ミネラルは私たちの体に必要なものであり、大切な働きをしてくれます。
それぞれの水の特徴をまとめました。気になる水の名前をクリックすると詳しい成分の情報を見ることができるのでどうぞご覧ください。
アルカリイオン水 | 胃酸過多の改善・下痢改善・アトピー性皮膚炎改善・便秘改善・高血圧予防など |
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バナジウム水 | 糖尿病予防効果・コレステロール値の改善・脂肪燃焼促進・美容効果など |
水素水 | アンチエイジング・デトックス・ダイエット効果・美容効果・体質改善など |
還元水 | 胃腸改善効果・酸化還元効果・糖尿病予防・便秘改善・下痢改善など |
温泉水 | 美容効果・整腸作用・便秘改善・生活習慣病予防・免疫アップ・イライラ緩和など |
海洋深層水 | アトピー性皮膚炎・肝機能改善・白内障発症遅延・リウマチ予防・高血圧予防など |
炭酸水 | 疲労回復・ストレス緩和・胃腸改善・血行促進効果など |
蒸溜水 | 強力なデトックス効果・美容効果・アンチエイジングなど |
シリカ水 | 「美」に特化した水・美肌・骨粗しょう症・関節の痛み・免疫力の低下・うつ対策など |
酸素水 | 集中力アップ・脂肪燃焼・デトックス・免疫力向上・居眠り防止・二日酔い解消など |
全国区で有名な水の効果・効能
水はどのタイプがおすすめ?【ウォーターサーバー・ペットボトル】
ペットボトルで水を購入していると、「ウォーターサーバーのコスパはいいのかな?」と思ったり、ウォーターサーバーを使っていると「ペットボトルの方が安いんじゃない?」と思ったり。
「水を飲む」という目的は同じでも、水の購入する方法はたくさんあるのでどれがいいのか迷ってしまいます。どちらも、おいしい安全な水を購入するという点では同じですが、利用する際のメリット・デメリットを比較します。
安さで選ぶならペットボトル
ペットボトルは安いうえに、契約などが必要ないので、手軽に利用できるのが最大のメリットです。
デメリットとしては購入して持ち帰るという手間がかかり、ごみが多くなってしまうという点です。一人暮らしの方や大人2人で生活している場合で、安さだけを考えるのであれば、断然おすすめします。
便利さで選ぶならウォーターサーバー
費用効果で考えるのであれば、ペットボトルよりもウォーターサーバーをおすすめします。
「冷水とお湯が好きな時にすぐ使えて便利」、「赤ちゃんのミルク作りがいつでもできるからうれしい」という利用者の声を見てみると、ウォーターサーバーを使うことに満足されていることがわかります。
水も必要な分は配達してもらえますし、災害用の備蓄にもなるので安心なのも大きなメリットです。
デメリットとしては、ウォーターサーバーにかかる料金として、【水(ボトル)料金・レンタル代・電気代・配達料など】が必要です。契約をしてしまうと、辞める時に解約料金も必要な時もあり、こういったことが面倒だから使わないという人も多いようです。
サーバーも色々な種類があり、家のインテリアにあうかどうかも悩みます。家族が多い場合は、たくさんの水が必要ですし、ストックを置く場所も必要です。
しかし、安全でおいしい水がいつでも飲めるということで多くの方が利用しています。水マニアである管理人も、実際にたくさんのウォーターサーバーを実際に使っているので、興味がある方はこちらの姉妹サイトをご覧ください。
水マニアおすすめのウォーターサーバー
- RO水(人工的な水)ではなく「天然水」
- 月々のランニングコストが高くない
- 日本人の舌にあう水で飲みやすい軟水
- 水質の安全性・サーバーの衛生面
上記の項目を大手ウォーターサーバー24社で徹底比較し、上位3位を掲載しています。「いろいろありすぎてどこを選んでいいかわからない」「リサーチや探すのが面倒くさい」「失敗したくない、後悔したくない」という方はぜひ参考にしてみてください。
水を飲むことで得られる10の効果
水は毒物を薄める希釈剤として非常に有効です。誤って薬や毒物などを飲んでしまった場合にも、水をゆっくり飲むことが進められます。胃酸過多の場合も水をゆっくりたくさん飲むことで、体内の酸を薄めることができます。
二日酔いの時には水を多く飲みます。これは、アルコールからできる有害成分アセトアルデヒドを、水が分解し消化する助けをするからです。
腐ったものや毒性のある物を誤って体内に入れてしまった時、水を大量に飲んで吐くのがもっとも体に負担の少ない自然な対処法として選択されます。
水を飲んでしばらくすると尿意をもよおします。排尿の際に体内の老廃物も排せつされますので、体内の組織を健全に保つ利尿剤として働いていると言えます。
同じく、便の場合も定期的に排便することが体内の組織を健全に保つ上で重要です。便秘の要因の一つに水分不足が挙げられますが、水をきちんと飲むことで腸の働きを活発にし、排便を促進することができます。
ショック状態にある人に水を飲ませることは、世界中どこに行っても常識とされることです。水を静かにゆっくりと飲むことで、脳に集まった血液を胃腸へと導き、精神状態を鎮静化するのです。
6とは逆に水は興奮剤にもなります。寝起きにすぐ冷たい水を飲むことで、からだがすっきりと目覚めることを経験された方も多いと思います。これは冷たい水が消化器を刺激し、気分に軽い興奮状態を与えるからです。
暑いときは汗をかくことで体温を調節します。水を体内に取り入れることで、発汗効果も得ているのです。
8のように発汗することでの解熱効果もありますが、それだけではありません。水を体内に取り入れることで、物質代謝を促進させ、体内にある発熱の原因となっている部分を一時的に軽減させて解熱します。
お腹が空いて「眠りに落ちにくい時」にコップ一杯の水を飲むと、脳へ上がりがちな血液を腹部に引き下げて緊張を解きほぐし、心地よく睡眠に誘導します。
世界中に存在する水療法
昔から世界各地で病気を予防したり、治療したりする目的のために水が使われてきました。神話やおとぎ話の中でも奇跡の力を持つ水の話は世界中どこにでもあります。
特にヨーロッパでは「飲んで病気を治す水療法」が好んで用いられてきました。フランスのヴィシー、ドイツのバーデンバーデン、ナウハイムなどは今でも薬効を求めて訪れる人が後を絶ちません。
科学的に生産される「薬」は特定の病気にめざましい効果を発揮します。しかし取り扱いを間違えたり、正しく服用していても思わぬ副作用があったりと良い面ばかりではありません。
「水」は正しく飲めば副作用は全くなく、健康維持や治療にも効果的です。
水は酸素の次に必要な栄養素です
体内の水分減少=老化
私たちは酸素と水がなければ生きていけません。体の中の水分が20%失うだけで生きていくことができなくなります。人間の体の水分量は加齢とともに減少していきます。
人の体は水分がなくなることで老化につながります。特に肌の老化は水分不足が密接に関わってきています。若々しくいたいのであれば、しっかりと意識的に水分を取る必要があります。
良い水を体の中に取り込むことは、健康はもちろん、脳の働き、美容、アンチエイジングに直結します。よくわからない健康食品を摂取するのであれば、良質な水をしっかり飲むことのほうが体には何倍も効果的です。
質が良く高価な水をチビチビ大切に飲むよりも、普通のお水をたくさん飲んだほうが体には良い影響を与えます。もちろん、理想は良質な水をこまめに飲むことが1番です。
健康維持のためには、できれば常温で1日1.5リットルの水を飲むことをおすすめします。水をたくさん飲む唯一のデメリットは身体が冷えてしまうことなので、冷たい水の飲み過ぎには気をつけてください。
体に良い水 6つの条件
水銀・ヒ素・硝酸性窒素など体に有害な物質を含まない水。もちろんトリハロメタン等の発がん性物質も含まない水。
酸化還元電位の低い水…つまり塩素を含まない水。
大腸菌・クリプトスポリジウム・ランブル鞭毛虫などの病原となる微生物を含まない水。
ミネラルをバランスよく含んだ水。特にカルシウムとマグネシウムを比較的豊富に含む水。
炭酸ガスが適量に含まれている水も体にとって良い時がある。
体内と同じ弱アルカリ性のほうが吸収率が高いです。
もちろん上記の条件に合っている水を摂取しても場合によっては合わない時もありますので、状況や体調をよく見ながら摂取していくことが必要です。
水道水はどうでしょうか?
水の豊富な国である日本では身近にある水を粗末にし、水源を汚染してきました。そして殺菌剤と称し「塩素」を多量に水道水に投入することになりました。
その結果、飲料水の酸化還元電位が高まり発がん性物質として広く知られるトリハロメタンが水道水中に検出されるようになりました。
また、水道管が古く鉛の水道管を使用している地域の水道水からは、水中に溶けだした鉛も検出されています。
発がん性物質が含まれていることも・・・
それ以外にも水源が化学肥料や畜産排水によって汚染されると、硝酸性の窒素が地下水や水道水から検出されたりします。この硝酸性窒素は発がん性物質になるだけでなく小児糖尿病も誘発します。
さらには血液中のヘモグロビンをメトヘモグロビンに変化させ、特に乳児において酸素欠乏と酸素欠乏による呼吸不全を引き起こし「ブルーベビー病」を誘発したりもします。
関連記事:蒸留水と水道水 何が違うの?
このように水道水には疾病の原因となる物質だけでなく、水質環境の悪化による良くない臭いやカルキ臭、濁りや鉄錆が混じることで生じる赤水なども増えてきました。
また、殺菌のために投与される塩素でも死なない微生物が日本中の河川に広く存在することが分かってきました。(クリプトスポリジウムやランブル鞭毛虫など)
このように考えていくと水道水は決して安全ではなく「そのまま飲用するのは体に良い」とは言うことができません。
水の飲み過ぎに注意!水中毒の怖さ
体にとって絶対的に必要な水ですが、飲みすぎると不調を招いてしまうことがあります。それは体調を崩すだけでなく、時に命を落としてしまうこともあります。
水の飲み過ぎによる死亡例
(2007年-アメリカ-)
カリフォルニア州のサクラメントで水の飲みすぎによる死亡事故が起こりました。ラジオのトーク番組で「トイレに行かずにどれだけ水を飲めるか!?」というコンテストを企画し、20人が参加に応じました。
ラジオを聞いていた看護師から、トイレに行かずに水を飲むことの危険性について忠告も入ったのですが、それを無視してコンテストは決行されました。そして参加者の一人で28歳の女性が6,500ml(6.5リットル)を飲んだ時点でリタイアしました。
同日午後、自宅で死亡しているのが発見されました。彼女の死因は明らかに水中毒でした。
通常、水の摂取量には限度があります。水分が十分量とれた事を脳が感じ取れば喉の渇きは癒され、それ以上の水は受け付けなくなります。
それにも関わらず無理して限度以上の水を摂取し続けると、脳の中枢に狂いが生じ「いくらでも水を受け入れることができる」ようになってしまいます。
水ダイエットも注意が必要
ダイエットに水が良いと一日に5リットル…ひどい場合には一日に10リットル以上の水を飲み続けている人もいます。そのように限度以上の水を飲み続ければ、細胞内に水が過剰に溜まって結果として体がむくみます。
これが水中毒の状態です。
悪化すると悪心や嘔吐・けいれんなどの症状が現れ、さらには昏睡状態になり、ひどい場合には死に至ります。
水中毒の仕組みについては先述したように細胞内に水が過剰に溜まることが考えられますが、もう一つ「体内のナトリウム濃度の極端な減少」も考えられます。
通常、ナトリウムは筋肉や神経を動かすために必要不可欠です。しかし大量の水の摂取によりナトリウム濃度が薄まるとその筋肉や神経系統に異常が起こり内蔵にまで異変が起こり始めます。
さらに細かいレベルの話になれば、細胞一つ一つにもナトリウムは必要で、濃度が薄くなると体内にある60兆個の細胞が水ぶくれを起こします。当然、脳にある細胞も影響を受けます。
筋肉・内蔵・脳に異常が起きるわけなので、必然的に「命の危険」へと繋がります。
なので水と併せてナトリウムも摂取することが大事と言えます。
水中毒かどうかは体のむくみを見れば分かります。脚のすねを指で押してみて跡が残ればむくみが出ている証拠です。水を飲むことは重要ですが限度があるということを理解しておきましょう。
水の飲み過ぎがよくない病気
- 心臓病
- 高血圧
- 腎臓病
基本的に、体内に必要以上の水があると臓器がむくみます。肺に水が溜まれば血性心不全の原因になります。特に腎臓の病気は「水が多めに必要な場合」と「水を制限する場合」がありますので、かかりつけ医によく聞いてから水の量を調整する必要があります。
水を飲み過ぎて体調がおかしくなってからではなく、「持病を抱えてる場合はお医者さんに聞いてから飲む」ことが、非常に重要です。